ユーザーは一体どんなキーワードを使用しているのだろうか?
あなたはユーザーがどんなキーワードを用いてあなたの商品サービスを検索しているかちゃんと考えたことありますか?
多くの人が「商品or業種名+地方名」などでしか設定していないように見受けられます。
こういったキーワードは、コンバージョン(コンバージョンとは商用目的のウェブサイト上で獲得できる最終的な成果。オンラインショッピングサイトならば商品購入、情報提供サイトやコミュニティサイトならば会員登録などがコンバージョンにあたる。インターネット用語辞典http://www.okuramkt.com/dic/effect/conversion.htmlより)に近いキーワードなので、対策をすることは確かに重要です。
しかし、ユーザーが購入に至るまでには、いろんな段階があり、それによって検索するキーワードの内容も変化しています。そういったキーワードの変遷に注目することで、これまでにアクセスされなかった幅広いユーザーに接触することが可能になります。
逆にサイトをどれだけきっちり作っても、その対策キーワードが的外れならば何の意味もありません。ここでは、そんな対策キーワードをどのように選定するかについてご紹介します。
カスタマージャーニーって知っていますか?
カスタマージャーニーとは、顧客が商品をどのような経緯で認知し、関心を持ち、購入を検討し、購買に至るかの行動・心理の変遷を旅に例えているものです。
ウェブサイトに幅広いユーザーからのアクセスや、問い合わせなどのコンバージョンを上げるためには、まずユーザーが何を考えているかを知る必要があります。そして、その心理的変遷と自社のサービスとの接点をコンテンツとしてウェブサイトに掲載することが大事です。
設定例
例えば、「歳をとられた親御さんがどうも物忘れがひどくなってきている。」と感じた息子さんがいらっしゃって、心配になっているというペルソナを設定します。
非常にざっくりとしていますが、こんな感じの心理的変遷と、それに伴う検索キーワードをいくつか挙げてみました。
こんな感じで、各段階によってユーザーの検索するキーワードは変わります。その辺りを踏まえてウェブサイトに対策をとることで、今までの「業種+地名」的なアプローチのみではたどり着けないユーザーにも接触することが可能になります。
また、例えば「不動産サイト」が「結婚指輪」を検索対策に考える、といった例もあります。
これは、「引っ越し」→「新生活」→「新婚」→「指輪」のような、一見全く関連のないものでも、実はユーザーの状況をイメージすると、ユーザーが関心を持っているキーワードだったりします。これはこれから結婚する予定のユーザーが結婚準備で指輪・式場・新居を同時期に探しているといった想像を膨らませることで浮かび上がります。
こういう風にユーザーのことをいろいろと考えることで、新たな潜在顧客との接点を作り出すことができます。
マーケティング思考によって生み出される新たなアクセスアップの考え方です。そこに、各フェーズにおけるコンテンツを充実させていくことでコンバージョンにつながっていくでしょう。
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株式会社アルラボ 代表取締役
Google広告の認定資格保持者。短期的なキャンペーンマーケティングだけでなく長期的なマーケティングが得意。
建築業関連の案件に数多く携わっています。
最近行けてないけどキャンプが好き。