コンテンツマーケティングがいろいろなサイトなどで重要だと言われています。 では、コンテンツマーケティングってなんでんねん?と思われる方も多いと思います。 または、「コンテンツ」、「マーケティング」どちらも聞いたことのある単語だと思いますので、なんとなくわかった気分になった方もいらっしゃると思います。 ここでは、そのコンテンツマーケティングとは何かについてご紹介します。
コンテンツマーケティングは、別に新しいことではない
コンテンツマーケティングは別に新しいことではなく、皆さんも普段の生活で行われていることです。 例としてあるお魚屋さんをご紹介します。 左:新鮮さと価格の安さを伝える。右:調理法をクックパッドを使って、ユーザーに伝わるように紹介している。 そのお魚屋さんは、売っている魚が安くて新鮮なのはもちろん、刺身におろしたり骨抜きなども丁寧にやってくれたり、上手な盛り付け方などをSNSやブログなどで紹介したりして、 「おいしいお魚を食べたい」「上手な調理法を知りたい」というユーザーに対し的確な情報を発信されていて(リアルでもネットでも)、確実にそのお魚屋さんのファンを作っていらっしゃいます。そうすることで、ユーザーはそのお店及びそのお店の方に対する信頼感をユーザーの方から持つようになり、「お魚=そのお魚屋さん」という図式が自ずと生まれるようになっています。 ちなみに私の住んでいるところからそこへは数十キロ離れているのですが、私もそのお魚屋さんの近くに来たら購入したりしますし、あそこのお魚食べたいなあと思うこともしばしばあります。 これも立派なコンテンツマーケティングです。 コンテンツマーケティングは特別なことでも、そんなに難しいことでもなく、ユーザー、つまりお客さんに対して親切・丁寧に対応されるのを、ネットではどうやるか?というお話なのです。
ファンを作る
ユーザーには、それぞれいろんな段階があります。簡単に言うと、
- 「気づいてもらう(接触・認知)」
- 「興味を持ってもらう(興味・関心)」
- 「買ってもらう(購入決定)」
- 「また来てもらう(リピーター)」
- 「常連さんになってもらう(ロイヤルカスタマー化)」
- 「紹介してもらう・紹介したくなる存在(拡散)」
こういった段階があります。 最終的にはユーザーのそれぞれの段階に応じた情報を発信しなければならないのですが、まず最初のポイントは、ユーザーに対し、求める情報をちゃんと提供して、気づき・興味を持ってもらい、ファンになってもらうことから始まります。 では、そのためにはどうすればよいでしょうか?3つのポイントを挙げてみます。
1:情報を継続的に発信する
まずは自社サイトやブログサービスなどを活用して、情報を継続して提供することが第一歩です。 単発的に、一つだけ何かのテーマの記事を投稿しても、ユーザーにも検索エンジンにも意味はありません。あるテーマに沿った記事を継続的に発信し続けることで、そのテーマにおいての検索エンジン的評価も上がりますし、そもそも訪問したユーザーは、そのテーマに何らかの興味関心があるからアクセスしてきているわけで、そのテーマに沿った記事が多くあるということは、ユーザーの滞在時間や回遊ページ数、リピート訪問率に良い影響を与えます。 長い時間をかけてサイトを閲覧したり、繰り返し訪問することで、ユーザーはあなたに対する好感度が上がる傾向があります。これをザイアンスの法則といいます。
2:読み手にとって価値のある内容を書く
一見あたりまえのようですが、実はこれが一番難しいです。 本来、人間は自分の話したいことを話すことで快楽を感じる生き物です。 ユーザーのことを考えず、あなたがいいと思ったことを好き勝手に書いていては、ユーザーはすぐに離脱するでしょう。コンテンツを書くときは、いつも「これは本当にユーザーが欲しがっている情報か?」を意識しながら内容や文章を考えてください。 大事なことは、マーケティングの手段としてコンテンツを発信していることであり、書くことがマーケティングではないということです。 マーケティングは顧客の立場に立って考えることから始まるとドラッガー師匠もおっしゃっています。顧客の立場に立って、何を顧客は求めているのか、それを忘れてはいけません。 写真なども同じです。独りよがりではいけません。 例えば一見カッコいいような写真でも、そのかっこよさには何の意味があるのかを答えられないものは掲載すべきではないと考えます。 写真はコンテンツをよりわかりやすく伝えるための装飾品です。ユーザーが欲しい情報に正しく沿った写真を掲載するようにしてください。くれぐれも、「言葉はいらない。写真一枚で全てを伝える」なんてことは考えないでください。それこそ撮る側の身勝手な希望に過ぎません。写真とそれをきちんと説明できる裏付けの文章が、ユーザーに正しく情報を伝え、より興味を持ってもらうために必要なことです。 次に、コンテンツの価値の定義についてです。 コンテンツの価値とは、 専門的であり、読み手が求めている情報であり、オリジナリティがあるもの です。 いくら専門的であっても、どこにでもある情報には誰もいいとは思ってもくれませんし、そういうものに価値はありません。 また、専門的かつ、オリジナリティがある状態でも、必要とされない情報には誰も見向きもしません。 繰り返しになりますが、読み手が欲しがる情報を第一にお願いします。
3:拡散させる
Google(Yahoo!)などの検索エンジンは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツが多く掲載されているサイトが大好きです。 それは検索順位にも大きく影響しますし、それによりユーザーのアクセスも上がり、情報を拡散させる一つの要因になります。また、そういった、本当に価値ある情報はSNSでも少しずつ、でも着実に拡散されていくようになります。 良いコンテンツ・価値あるコンテンツを目指して試行錯誤していきましょう。
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2015.12.09お知らせ
株式会社アルラボ 代表取締役
Google広告の認定資格保持者。短期的なキャンペーンマーケティングだけでなく長期的なマーケティングが得意。
建築業関連の案件に数多く携わっています。
最近行けてないけどキャンプが好き。