綺麗だけど不自然なデザイン、見たことないですか?

  ウェブサイトを作成したりリニューアルされて、一見デザイン的には綺麗だけどなんかしっくりこないってことないですか? それはデザインが先行しすぎて、肝心なWeb戦略がおざなりになっている場合に起こります。きれいなデザインの中に、何をどう伝えたいのか、何が求められているのかというマーケティング戦略に基づいた動線がないと、デザイン的にもしっくりこないですし、大切なユーザーコンバージョンにも良い影響を与えません。  

デザインとは料理の「盛り付け」みたいなもの

  ウェブデザインに関わらず、商業デザインは料理の盛り付けみたいなものだと思っています。 料理における盛り付けとは、それが食べたい料理であるというニーズが前提で、適切に調理し、その上で綺麗に見せることで、その料理をより美味しく楽しめるものです。綺麗に盛り付けされてても、例えば塩と砂糖を間違えたりした料理が美味しいわけないですし、味がぼけちゃった料理もがっかりしちゃいますよね。あるいはもともと食べたくないような料理はいくら綺麗に盛り付けられていてもなかなか箸をつけようとは思わないはずです。それと同じで、ウェブデザインは、ニーズに沿った企業の強みやサイトの目的がはっきりしていて、それに沿ったコンテンツを充実させ、整理ができてはじめて訴求力のあるデザインが生まれます。逆にそうでない場合はただの自己満足の塊となってしまいます。  

ユーザーは自身の利益のためにサイトを見る

  当たり前の話かもしれませんが、ユーザーは何のためにホームページを訪問するのか?自身の利益のためです。例えばパスタを食べに行きたいと考えるときに、これまでに行ったことがないお店に行ってみようと思ったとします。その際に複数のサイトを訪問し、比較する作業を経て最終的に1店舗に絞るわけですが、その際に選ばれるためには、そのユーザーの好みとお店の強みが合致する必要があります。味・メニューの種類・店舗・価格、いろんな要素がありますが、お店側がうちはここは強いという強みを前面にだして、そこに自身の利益と結びつくと感じてくれたユーザーが来店するわけです。つまりマーケティング視点が必要ということです。  

強みをわかりやすく伝えるのがデザイン

  強みはここという部分を文字だけよりも直感的にわかりやすく伝えるのがデザインです。 わかりやすくするためにざくっとしたものです。お許しください。 例えばランチバイキングで高級感を売りにしたいとするとき、画像に高そうな料理を並べて、これがバイキングで◯◯円としたほうが、ユーザーにはその価値が伝わりやすいですよね。ユーザー的には「こんな料理がバイキングでお腹いっぱい食べれてこの値段なんだ」と十分に自身の利益を感じてくれるはずです。 これがつまり、強みを伝えたデザインが来客数を増やしたいというサイトの目的を果たしたということです。 この例だけを見ると当たり前のことだと感じられるかもしれませんが、いろいろな業種、いろいろな企業でその強みは異なりますし、複合的であったりします。その強みを整理して活かせられないとデザインはただの絵にしかなりません。  

ユーザーの利益を考え、企業の強みを引き出します

  ユーザーの利益をちゃんと考えて、その上に企業の強みを前面に出すサイト設計からできるデザインは非常に自然なもので、他社と差別化できます。企業とは必ず自身の強みがあり、その強みを欲しているユーザーがちゃんといるから経営が成り立っているわけで、その強みをはっきり自覚できているか否かでサイト戦略の成功率は大きく変わると言っても過言ではありません。Ideaidealは、あなたの強みはなにか、そこにユーザーの利益はあるか、という命題をしっかりと見極め、それに沿ったディレクション・設計・デザインを行っています。