マーケティング用語である、インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングについてもう一度考えてみたいと思います。  

インバウンドとアウトバウンド

  もともとコールセンターの業務で使われていた言葉と言われています。アウトバウンドがセールスをこちらからかけて行うものに対して、インバウンドが相手側から問い合わせなどのコールを受けるというものです。アウトバウンドの優位性は短期間で多数の見込み客に訴求できること。インバウンドの優位性は信頼性を高めていくことができること。などが挙げられます。  

アウトバウンドのメリットとデメリット

  上記にあるように、見込みと予想される多数のユーザーに直接的なセールス(電話・メールマガジンなど)をかけるため、短期的に勝負が決まるというメリットがある一方、不特定多数の人に情報が届くということは、それを必要としないユーザーにも届くということで、そういうユーザーにとっては「邪魔」「面倒くさい」と感じられてしまうデメリットも同時にあります。 また、短期集中ということで人員等の経費もかかってきます。  

インバウンドのメリットとデメリット

  インバウンドとは、こちらが提示するコンテンツに対して先方から興味を持ってこちらにやってきてもらうので、所謂「成約率の高い」ユーザーを獲得することができます。一方、そのユーザー数を増やすには「役に立つ」コンテンツをコツコツを育てて行く必要があります。それは一朝一夕にできることでなく、中期的なビジョンを持ちつつ、時間をかけて醸成していくという覚悟が必要です。  

インバウンドマーケティングが注目されている

  インバウンドマーケティングは、ここ数年ずっと注目されています。ざっくりというとWebサイトやブログなどで有益なコンテンツをアーカイブし、それをFacebookやTwitterなどのSNSで拡散させることで、そのコンテンツに興味があるユーザーに届くという仕組みです。 いいコンテンツは必ず拡散しますので、各企業がユーザーに興味を持ってもらうために様々な角度から商品やサービスを見つめ、工夫を施しています。  

ウェブサイトとブログの必要性

  Facebookなどに一生懸命な人で、「もうホームページ(ブログ)なんていらない」とか考える人もいそうですが、SNSは情報の経路でしかありません。その先にはコンテンツをアーカイブし、より詳しくあなたの魅力を伝える場所が必要です。 ウェブサイトとブログにはそれらに非常に優れています。情報をアーカイブし、拡張性もあるウェブサイトやブログを、SNSとうまく連動させて、より有効なマーケティング活動を行いましょう。