ホームページ制作に使える補助金について

世の中にはたくさんの補助金や助成金がありますが、その中でもホームページの制作時に使える補助金についてお問い合わせが多いので記事にしたいと思います。補助金によって使える・使えないがありますので、その辺りも踏まえてご紹介していきます。

1. いわゆる「国の4大補助金」というものがある

国の4大補助金と言われるのが、「事業再構築補助金」「ものづくり補助金」「小規模事業持続化補助金」「IT導入補助金」という4つの補助金です。経費削減や事業の再構築などに多くの事業者が活用しています。
4大補助金について詳しくはこちらをご覧ください。

1.1. ホームページ制作に使えない補助金

4大補助金の中でも、ホームページ制作に使えない補助金があります。
それは「ものづくり補助金」「IT導入補助金」です。

1.1.1. ものづくり補助金

ものづくり補助金はその名の通り、新しいものを作り出し、生み出すといった場合に活用されるものであり、ホームページ制作はその対象になりません。対象となるのは、例えば新しいものを作るための機械設備の導入であったり、システム構築、専門家経費といった、ものやシステムを作り出す場合に使える補助金になります。広告費などには使えません。

1.1.2. IT導入補助金

IT導入補助金は中小企業・小規模事業者等で、業務効率化やDX等に向けたITツールの導入を計画している事業者を対象にしているもので、ホームページ制作だけでは対象になりません。2023年度まではECサイト兼ホームページ制作という場合では可能という話もありましたが、原則としてはその名目では使うことはできません。

1.2. ホームページ制作に使える補助金

1.2.1. 事業再構築補助金

事業再構築補助金は、ポストコロナ・ウィズコロナの時代の経済社会の変化に対応するため、中小企業などが大胆な事業再構築を実行することを支援しています。
市場規模が10%以上拡大する業種・業態に属し、事業終了後3〜5年で給与支給総額を年率平均2%以上増加させる事業者を対象としており、ホームページ制作だけでなく広告費など幅広い用途でお使いいただけます。（参照：事業再構築補助金の概要（経済産業省）

ただし申請スケジュールがまだはっきりしていない部分がありますので、詳しくは経済産業省サイト等をご参照ください。

1.2.2. 小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、補助上限は通常枠で50万円、賃金引き上げ枠・卒業枠・後継者支援枠・創業枠は200万円、インボイス特例対象事業者は上記金額に50万円の上乗せが可能で、最大で250万円の補助枠があります。ホームページ制作も含まれますし、内装工事なども含まれるのが特徴です。
小規模事業者持続化補助金については第15回小規模事業者持続化補助金についても合わせてご覧ください。ホームページやSNSなどに関する費用は全て「ウェブ関連費」という名目となり、ウェブ関連費は全体の投資額の1/4までという特別ルールがありますので、そちらもご注意ください。

1.2.3.地方自治体の補助金・助成金

地方自治体公募の補助金・助成金もホームページ制作に利用できる対象となっている場合があります。お住まいの地域の自治体ホームページなどご確認ください。

2.まとめ

ホームページやSNS周りを上手に戦略的に活用するのが集客や売り上げアップのための必須戦略です。
助成金や補助金を賢く活用して、新たなチャレンジに活かしましょう！
助成金申請のご相談も承っております。お気軽にご相談ください。